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風土・自然共生領域:

香坂玲教授

風土・自然共生領域

領域概要

メンバー

論文

・関連講義(Website under construction)

研究プロジェクト


【セミナー情報】

(終了)5/18ソウル国立大学(SNU)との研究交流ランチタイム・GXセミナー

(終了)21 世紀のグリーンインフラ:  市 民 の ウェ ル ビ ー イ ン グ 、 パンデミック、展望に関する対話

造園学・観光領域:

山本清龍准教授

造園学・観光領域

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関連講義

研究プロジェクト


【 授業の目標、概要 】/CourseObjectives/ Overview

風景・景観は、端的には人間を取り巻く視覚像、環境のながめ(中村良夫)だが、同時にそこには地域ならではの人々の営み、意味づけ、土地利用、生態系の地域性が存在する。このような地域性・風土、及び誰にとっての視点かを配慮しながら、景観あるいは風景を計画・設計するための方法論について講義する。より具体的には,風景計画の対象となる空間としては都 市から里山,原生自然まで幅広い地域文化・産物と生態系の事例を取り上げつつ,庭園,公園,緑地,森林等の風景計画にみられる管理技術,保全計画、政策・法制度(協定・地理的表示)等を概説しつつ、人口縮退、環境変化にも伴う課題についても敷衍し、双方的に議論する。とくに,風景計画については,風景計画に必要な分析,予測,評価の各段階について紹介した上で,人が景観を認識するという景観把 握モデルに関連して視知覚特性,風景論,文化的景観論について概説する。また,保全計画については、遺産制度、国立公園等の保護地域を例にとり,景観を含めた資源管理と地域振興に ついて概説し,海外事例も紹介する。

1.ガイダンス
2.景観・風景と文化・言説: 風景・景観に関わる用語・言葉と欧州の語源から景観条約まで
3.景観と法: 計画研究での展開と地域における課題:農学的視点と地域性
4.景観と共有: 人々の営みと森林風景・景観:相互作用の結果としての文化的景観
5.景観と環境・生態学
6. 景観と森林科学: 景観と土地利用のゾーニング、合意と相反のはざまで
7.視知覚特性と景観把握モデル: 知覚と操作
8.風景計画の分析,予測,評価とゾーニング: 操作対象としての景観論
9.庭園と公園,保護地域: 発祥の経緯が異なる緑
10.自然環境を保護するための法令: 自然環境保全の制度と課題
11.営造物と地域制: 海外の国立公園との比較論
12.自然風景地の利用と管理: 自然資源と利用体験の保護
13.まとめ 森林管理の新展開: レジリエンス,生態系,適応策



【 授業の方法 】

● 教科書/Textbook

1)日本景観生態学会(2022 編) 景観生態学 1章、5章、6章 共立出版 247pp.

2) 亀山章監修(2021.9.1)1章~6章 :造園学概論:朝倉書店,216pp.

● 参考書/Reference

1) 井上真ら (2004)人と森の環境学 東京大学出版会 1, 2, 5章 東京大学出版会 178pp.

2) 生方史数 [編](2021) 森のつくられかた 1, 2章 共立出版, 234pp   

< Notes on Taking the Course  >

事前学習として和文・英文のPDFを配布するので、読んだ上で講義に臨むこと。同様に、講義中に和文・英文の資料を配布された場合、事後学習として読み、レポートの作成に活用すること。
また実務者に関する事例を紹介することがあるので、事後の学習に活用すること。